演出周りのネタバレがあるので,大阪公演に行く予定の人は注意! あと,まっとうなレビューを期待して読むと損しますのでやっぱり注意です(^^;
お久しぶり(でもないかな)の霧島です。 本日は「マクロスF 超時空スーパーライブ」に行ってきました。
しかし,これって今日気付いたんですけど,最初に募集した公演より追加公演の方が(場所が同じで)時間帯が早かったんですねぇ。 体調的に爆弾を抱えている私としては追加公演の昼の部の方がありがたかったかも(苦笑) まぁ,抽選予約が当選しただけ感謝するべきところなのでしょうけれど(^^;
以下敬称略。
ライブと名のつくものはZUNTATAと遊佐未森くらいしか行ったことがない(谷山浩子やクラシックだと「コンサート」なので)私ですが,毎度思うのが「ノリの悪い客でスマン」と(苦笑) <私
手拍子くらいは頑張れるんですけど,それ以上となるとどうにも腰が引ける……というか,ゆっくり歌や曲を聴きたいタイプなのでなんとも。 一応頑張ってはみましたけどねぇ……「超時空飯店 娘々」を踊るってのは無理が(^^; 「星間飛行」は振り付け指示がスクリーンに表示されてたんですが,カラオケの字幕のごときビミョーなズレのおかげで難易度が上がっていたような気がしないでもない(苦笑)
それと,ZUNTATAのライブの時は爆音で耳をやられて1週間くらい耳鳴りがしてたというヤワな耳を持つ私としては,ライブと聞くだけで思わず腰が引けてしまったりものするのですけれど,今回は爆音は爆音でしたが会場を出て電車に乗る頃には回復(=終了後の場内の案内はサッパリ聞こえなかった)程度だったので助かりました。 まぁ,ZUNTATAの時は不幸にしてスピーカーの正面だったせいも大きそうですが(苦笑) ちなみに今回はど真ん中でステージまで多分20mくらいと比較的好条件なポジジョンが取れたのはラッキーだったかなと。 オールスタンディングだったので,病人体力にはちと厳しかったですけれど。
閑話休題。 で,肝心のライブの内容ですが……中島 愛が「小白竜」と「天使の絵の具」を歌ってくれたのは良かったですねぇ。 出来の方は「頑張ってます」といった感じではありましたが(^^; 全体的に見て振り付けをある程度妥協しても歌に注力した方がよかったかなーとか。
# 歌詞が歌詞なので仕方がないんでしょうが,「愛は流れる」(初代TV版で「愛おぼえていますか」のポジションだった歌)はいらない子ですか?とかちょっとだけ思ってしまったりも(^^; って,いらない子扱いといえばマクロス2だという話しもありますが(苦笑) 今となっては未来軸の話しだからなぁ……。
今回のライブは「デビュー! ランカ・リー with シェリル・ノーム」ということで,シェリルの中の人が声優と歌手どっちなんだろうとちょっとドキドキした(マクロス7の時は桜井 智でしたし)わけですが,歌手の人でした。 歌重視(なにしろライブですから)の私としては,嬉しい限り。
で,シェリル(May'n)なわけですが……曲調的な違いも大きいのでしょうけど,シェリルの歌の方が観客の熱狂度が違ったような気がしないでもない(笑) 個人的には特に「ダイアモンド クレバス」の歌と振り付けへの感情の込め方にはちょっと圧倒され……というか,思わず半分「観劇」モードに入っちゃいました。 演劇として鑑賞に耐えるというか。
で,全体的な感想ですが,演出の良さ(ファンサービス)が印象に残りました。まず,開演前の諸注意が「フロンティア行政府からのお知らせ」というスタンスになっており,非常灯を消すのは「統制モード発令のため」,各種禁止事項は「酸素を消費するため」といった具合。 開演してから特に印象的だったのはスクリーンの向こう(比喩的な意味でなく,スクリーンの後ろがライティングで透けて見える)で菅野よう子(だと思う)のピアノの生演奏による伴奏で坂本真綾がトライアングラーのアレンジバージョンを歌うシーンとかとか。 今回初お目見えの2ndオープニングテーマ「ライオン」での,花吹雪(風)の演出も綺麗でした。 で,最後の最後舞台挨拶の最中にバジュラ来襲によるエマージェンシーコールと退避勧告。 さらにフロンティア行政府から後日埋め合わせをさせて頂くとのオペレータのセリフの後にFINALは横浜でという趣旨のテロップが(^^; 最後に流れたゲストのアルト役の中村悠一とミシェル役の神谷浩史による,コメント(というか物販の販促)も洒落っ気があって良。 演出の関係上アンコールがなかったのは残念といえば残念ではありましたが,横浜への引き(微妙なフラストレーションが残るのでぜひ行かねば!的な(^^;)としては悪くない気もしますしね。
とまぁ,そんなこんなでタップリと楽しめた3時間でございました。
そうそう,新OPの「ライオン」ですが,「トライアングラー」より歌としていいかといわれると(特にサビのキャッチーさの面で)ちょっと返答に詰まってしまいますが,ヒロイン2人が歌うことで画面とのシンクロ率がちがってきますから,やはり盛り上がりますね。 最終決戦を期待させる燃える仕上がりになっておりました。 コテコテのCGやベタな展開も燃えるのでよし!です。
次もチケット取れるといいなぁ……って,横浜じゃ常磐線の終電間に合うのかしらん?(^^;