ヤフオクでCDプレイヤーを落札しました。
機種はSONYのCDP-777ESA。 CDP-333ESAからの乗り換えになります。
型番を見れば察しが付くかもしれませんが,同じ年に発売されたグレード違いの製品です。
参考
ソニーESシリーズCDプレーヤーについてのページ
http://cdp101.hp.infoseek.co.jp/esseries-main.html
オーディオ製品は下流。 つまりユーザーに近い側ほど音質への影響が大きいといわれているのですが,今回の購入は上流の機器を変更した場合に私の糞耳でも聴き分けられるのかを確認するのが最大の目的でした。
同じメーカの同じ年式で,グレードは最低と最高。 これで違いがわからなければ,今後上流の機器を買い換えても全くの無駄なので,投資の無駄が省けるという寸法です。
で,まぁ聴き比べた結果なのですが……
惨敗。(え?)
いや。 ここまで違いがしっかり分かってしまうものとは……(苦笑)
# 以下プレイヤーのヘッドホン端子直差しの話。
音の厚みが全く違って感じられます。 333ESAとGRADO RS1の組み合わせでは音が軽く感じられ,SENNHEISER HD25-1を使って聴いていたソース(畑亜貴の「世界なんて終わりなさい」とか)が遜色ないとはいわないまでも,かなり楽しく聴けるようになりました。
また,RS1は同じくGRADOのSR225に比べて高音がおとなしめだったのですが,結構印象が違って聴こえます。
# ここでSR225と再度聴き比べられるといいのですが,先週の土曜日に加賀さんにお譲りしてしまったので,もう手元にないのでした(^^;
とはいえ,333ESAと777ESAを比較した場合,ヘッドホン端子の出力が28mW→100mWと大幅に違うので,プレイヤー自体のグレードの差というより,ヘッドホン端子の性能の差が大きい可能性も高そうですが。
# ヘッドホンアンプを接続して比較試聴できればいいのでしょうが,持ってないものはどうしようもない。
ちなみにCDP-xxxESAシリーズは1991年発売(コンピュータだったらお話にならない古さ(苦笑))で,当時の価格は333ESAが60K,777ESAは200Kでした。 前出の出力(?)の差以外にも,解像度と曲間ノイズ(333ESAは少し。777ESAは皆無)辺りにも違いを感じられますが,3倍以上の価格差に見合う音質差があるのかといわれると……なんとも判断が難しいところですねぇ(苦笑)
利便性の面では333ESAが圧倒的に上です。 特にリモコンでヘッドホン(および可変ライン出力)のボリュームが変えられる点と,本体表示部のミュージックカレンダー(カレンダー風に収録トラックが一覧表示される)の表示曲数の差(20→15),本体側に20キーが付いていて一発選曲できる点は大きいですね。
とにかく,これで上流機器の違いが私の糞耳でも分かってしまうことが立証されたわけですが,数年は777ESAで行く予定です。 今後は中古でテキトーなスピーカとアンプでも揃えたいところですが……先は長そうな。
# スピーカもアンプも,どちらか片方だけ買っても役に立たないのが困りもの。 アンプはとりあえずプリメインとして使えるヘッドホンアンプ(HA-1Aとか)を買って,当面はお茶を濁すという手はアリかしらん。 出力2W×2じゃダメかなぁ(^^;