Axim X50v その他のインターフェース/クレードル&ACアダプタ/ケース

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その他のインターフェース

本体上面
本体上面。
右上(SDの上)から赤外線ポート,SDスロット,CFスロット。
左右にスタイラスとオーディオコネクタ。

本体下面
本体下面。
中央がクレードル/Syncケーブル コネクタ。

本体前面上部右にワイヤレスライト。左にマイク。本体上面(前面から見て)右にスタイラス。中央に手前から,CFカードスロット,SDメモリカードスロット。中央左より手前に赤外線センサー。左にオーディオコネクタ。本体左側面上部にはストラップ用フック。本体裏面に上から,リセットスイッチ,バッテリーカバー,バッテリーロック。そして本体下面に,クレードル/Syncケーブル コネクタがそれぞれ装備されています。

●ワイヤレスライト

無線LAN/Bluetooth共用のインジケータです。無線LANならグリーン,Bluetoothならブルーに点滅します。ちなみに両方オンの場合は,交互に点滅します。

●マイク

マイク穴を利用して,周囲のモールドでマイクを図示しているのは面白い意匠です。「設定」「システム」タブ→「マイク」からゲイン(感度)と自動ゲインコントロールのオンオフを設定できます。

●スタイラス

h4150と似た太さで、長さが長いものが装備されています。
……私の見たところ金属部分はh4150と同じで,プラスチック部分が異なるだけのような印象です。h4150ではプラスチック部分がねじ込み式になっていましたが,X50vでは取り外せないようです。

細身すぎますが,長さがありスライド式などではない分,まだ使いやすい部類に入ると思います。

●CFカードスロット

TypeII対応のCFスロットです。カバーはダミーカードでイジェクトスイッチなどはありませんが,ボディのフチが切りかかれています。手持ちの1G microdriveの着脱には問題ありませんでしたが,爪が短い人は取り出し用のフィルムを貼って利用した方が安全かもしれません。
# CFカードは,横着して本体正面側から裏に手を回して抜こうとするより,素直に本体を裏返してから抜いた方が抜きやすいです。

電源オフ時にカードを挿入すると電源が入りますが,ダミーカードでは入りません。

●SDメモリカードスロット

SDIO対応のSDスロットです。SDIO NOW!に対応していたはずですが,プレスリリースによるとDellでは他社製品の動作確認はやっていないそうです。無線全部入り+2スロットなので,SDIOの出番はあまりないとは思いますが……。
# AH-S101Sに関してはX30に対応していますし,対応は時間の問題……だといいですね。

SDスロットはやや奥まっているため,CFスロットにTypeIIカードなどが挿さっていると,人によっては取り出しにくく感じるかもしれません。
また スロットが隣接しているため,エクステンション部の大きなCFカードを利用していると,SDスロットへのアクセスはできないと思われます。

電源オフ時にカードを挿入すると電源が入りますが,こちらはダミーカードの場合でも電源が入る点が異なります。

●赤外線センサー

変な場所に付いていたh4150に比べ,使い勝手のよい位置に装備されています。

●オーディオコネクタ

ごく標準的な3.5mm径のステレオミニジャックです。差し込みが固めなので,しっかり挿しましょう。へたらずこのままだと仮定すると,抜け防止にはよさそうです。

音質は良好。SN比は実用上問題ないレベル(hx4700より優秀)。PDAにありがちな曲間のプチノイズも入りません(WMP10にて確認)。
イコライザ機能などはありませんが,低音が気持ち強めで中高音域も出ているような……(Zennheiser MX500とSONY MDR-F1にて確認)。
# 私の耳は腐っているので,信頼度は低めですが。

その辺のHDDオーディオプレイヤーと比べても,見劣りしないのではないでしょうか……多分。

ちなみにナビゲータボタンの下にあるらしいスピーカの音質はイマイチで,まさにh4150並といったところ。
hx4700よりは幾分良好ですが金属質なやや耳障りな音がします。
# Zaurus SL-C3000並に音質がよいと嬉しかったのですが。

●ストラップ用フック

ちと謎な名称ですが,ストラップ穴のことです。ストラップ穴は不要という方もいらっしゃるようですが(特に海外),個人的には電車で長時間片手利用する際などには安定感,安心感ともに大きく違ってきますので,必須だと思っています。
海外勢としてはh1937以来の採用で嬉しい限りです。

留め具などが突出しているわけではありませんから,ストラップ穴は使わない人でも,邪魔にならないのもポイント。

●リセットスイッチ

気持ち固めですが,ピンなどを使わずスタイラスの先でちゃんと押せます。
フルリセットは電源ボタンを押しながら,リセットボタン長押しでメニューが出ます。
# その後,指示に従いプログラムボタンで実行。

●バッテリーカバー&バッテリーロック

バッテリーロックを解除すると蓋が外れて,バッテリーの交換が可能です。
バッテリーの形状はh4150のそれに酷似(バッテリー容量は1000mAhから1100mAhに強化)しており,端子数も同じ。
流用すら可能(保証外)ですが,充電はできません。X50シリーズのバッテリーは非常に安価なので,素直に純正品を購入した方がよいでしょう。

●クレードル/Syncケーブル コネクタ

iPAQシリーズのそれと比べると,横長です。

USBホスト機能は使えませんが,USB充電機能を備えています。オーナーズマニュアルによれば,USB経由で充電する場合,本体の電源をオフにする必要があり,また連続7時間以上の充電はできないため,充電が終わらなかった場合接続し直す必要があるようです。

クレードル&ACアダプタ

クレードル
クレードルです。
後部の窪みに交換用のバッテリを入れることで,本体との同時充電が可能。

ACアダプタ
ACアダプタ。
上からZaurus SL-C3000用,Axim X50v用,CLIE PEG-NX73V用。

X50vのクレードルはX3xシリーズのようにDellのロゴが光るといった演出は一切なく,何かのインゴットか文鎮のようなそっけないデザインですが,裏の金属板のおかげかそこそこの重量があり,本体の抜き差しも容易に行えるよいデキです。

また,本体と同時に予備バッテリーも充電できる(オレンジ→グリーンに点灯する充電ランプ付)ので便利です。本体挿入部分+バッテリー収納スペースとサイズ面でも機能に見合った大きさで,機能的な作りといってよいでしょう。
ただUSBケーブルが直付けで,しかもそこそこ太めのものが使用されているため,取り回しに不便さを感じる人もいるかもしれません。

ACアダプタに関しては,海外製品はデカイという偏見があったのですが,Zaurus系にはかなわないものの,CLIE系よりも小さな,使い勝手のよいものが付属しています。
アダプタ本体からブレードが伸びるタイプではなく,メガネケーブルを利用するタイプなので,気持ちかさばりますが,この辺りは一長一短ですし純正品としては十分なできといえそうです。

h4150などと同様に,クレードルを利用せずに充電する際にACアダプタに接続して使う充電アダプタ(変換コネクタ)が付属しますが,ゴムバンドでACアダプタと結束されているh4150に対して,X50vでは特に対策が行われていないので紛失には注意が必要でしょう。

ケース

h4150添付品に似た構造のいわゆる電卓ケースが付属します。2つ折りになった板の間にゴムバンドが渡してあるシンプルな作りですが,バックの中にしまう際の保護ケースには十分でしょう。


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