本体上部中央に電源ボタン。下部にプログラムボタン4つとナビゲータボタン。左サイドにロックボタン,WLAN/Bluetooth(中略)オン/オフボタン(以降ワイヤレスボタンと略記),録音ボタンが並んでいます。
充電中はオレンジに、満充電時はグリーンに点灯します。バッテリー警告時はオレンジに、アラーム通知時はグリーンに点滅と、なかなかに多芸です。
例によって,長押しでバックライトをオフにできます。
機種によっては電源のオンオフが結構待たされるものもありますが,本機は反応が早いのでストレスを感じずに済むのは嬉しいところです。
# ただし無線機能がオンになっていると,電源オフ時に若干待たされます。
下部のボタン周辺部はフラットなデザインで,プログラムボタンは少しくぼんで設置されています。ボタン面積がそれなりにあるのため、指の腹を使って押しても問題なく操作でき、浅めですがクリック感もあります。押したときに耳障りな音がするといったことも,ありません。
ただし,ボタンの間隔が詰まっているため,ゲームにはあまり向いていない印象です。
本機がiPAQではなくAximであることを唯一意識させてくれるパーツが、このナビゲータボタンでしょう。
Axim X3x系と同様に横長の楕円形のカーソルボタンと、別パーツのアクションボタン(決定/Enter動作)を備えます。
残念ながら,正方形で縦方向にも幅のあったh4150に比べると操作性に劣る印象です。
特に決定時親指の腹でアクションボタンを押そうとすると,カーソル入力に化ける可能性が高いため,意識して指を立てる感じで押し込んでやる必要があります。
もっともこれは,非常に扱いやすかったh4150と比較した場合の話で,その他の機種と比較した場合,トップクラスの操作性の良さといってよいでしょう。もちろん斜め入力にも対応しています。
タッチは柔らかめですがクリック感も(一応)あります。
本ボタンも耳障りな音はしないので,周囲に気をつかわずに済むのも,ありがたいところでしょうか。
# カーソルの縦方向の面積が小さいため,長時間利用していると力の入れ具合によっては指先が若干痛くなるようです。
電源ボタンを含む操作ボタンをロックするボタン……というか,スイッチです。
あくまでボタンをロックするスイッチであって,電源オンを禁止するスイッチではないので,ロックしたままクレードルに挿したり,SDやCFカードを挿入すると電源が入ります。
# 当然ロックを解除しないと電源を切ることはできません……。
またCLIEのように,画面表示がオフになるといった気の利いた機能もついていません。
ロックボタンと似た機能として,「設定」「システム」タブ→「電源」「電源を入れます」タブから,プログラムボタンと録音ボタン(ワイヤレスボタンはプログラムボタン扱い)のパワーオンを抑制できます。電源ボタンを無効にしたくない場合,こちらを利用するとよいでしょう。
両者セットで上スクロールと下スクロールに割り当てて利用してくださいと言わんばかりの形状です。ややくぼんでいますが,タッチが柔らかく押しやすいのでスクロールボタンとしても使いやすいと思います。
ただ,左手で筐体を握ったときに自然に親指が伸びる位置には,前出のロックボタンがあるため,スクロール用途に利用するにはやや下過ぎる点は残念なところでしょうか。
また,ちょうど筐体の中央部辺りにあるため,片手でクレードルから抜き挿しする際などについ押してしまうことが何度かありました。
ワイヤレス機能のオンオフに関しては,前回オフにする際に最後までオンになっていた方の機能が有効になるようです。
# 最後にBluetoothを使っていればBluetoothだけ,無線LANを使っていれば無線LANだけ,両方使っていれば(かつボタンで同時にオフにしていたなら)両方オンになります。
ボタンを押すと進捗ダイアログが表示されますが,無視して操作(ダイアログをバックグラウンドに追いやってしまう)しても特に問題ないようです。
# 無論オンになるまで,待ち時間がある点は変わりませんが。