PocektPCになってようやくPs/PC非搭載だったFileExplorerが標準で搭載されました。
が,色々と機能制限がかかっており,決して使い勝手が良いとは言えないようなシロモノでした(嘆息)
ざっと挙げるだけでも『拡張子が表示出来ない』『隠し属性付きファイルが表示出来ない』『初期起動フォルダがMy Documents固定』『ファイルのプロパティがメニューから呼び出せない』『ショートカットが作成出来ない』etc.といった具合。
特に最後の『ショートカットが作成出来ない』という奴が致命的で,これのおかげでインストール済みのファイルを移動させたりといった『ホンのちょっとしたこと』をするにも母艦との接続が必要でした。
まぁPocket PCのコンセプトからすればこれはこれで間違いではないのかも知れませんが,結局大半のユーザはPs/PC時代同様『GS Finder』や『TascalExplorer』などのオンラインソフトのお世話にならざるを得ませんでした。
このFileExplorerに機能を追加するためのソフトがこの『ファイルエクスプローラの友』です。
# 結局オンラインソフトのお世話になってるじゃんとかいうのは言いっこなしです(^^;
具体的にはクリップボード経由でのショートカットの作成,フォルダ名のコピー,ファイルのプロパティの表示(Ctrl+Pの送信),複数選択モードへの切り換え,といった各機能を提供してくれます。
内部でややトリッキーな処理をされているそうで,ショートカット作成時などに確認ダイアログが出ますが,たいした手間でもありませんしFileExplorerの操作感をスポイルするというほどのものでもないでしょう。
ちなみにショートカットのプロパティでリンク先のテキストボックスが切れているのは『FileExplorer側の仕様』なので作者さんに障害報告をしたりしないように気をつけましょう(^^; <β2の頃に指摘した人(汗)
起動パラメータにパスを渡すことで起動時に開くフォルダを指定できるのも便利ですね。
# ってこれはFileExplorerの機能なのかも(^^; <でした(笑)
本プログラムは実行ファイルのみの配布なのですが,スタートメニューにショートカットを作るための専用ツールが同梱されていますので初心者でも比較的簡単に導入することができるのも見逃せないポイントと言えましょう。
新版ではさらなる機能追加が実現しました。
具体的には送る機能(いわゆるSendTo)が実装され,『\Windows\SendTo』(フォルダは自分で作る)に入れたアプリケーション(ショートカット)にファイルを渡せるようになりました。
ファイル名をフルパスでクリップボードに転送する機能も実現されました。
# この辺りの機能はフルパスでファイル名を渡さなくてはいけない時には大変便利といえましょう。
また,My Documentsやスタート メニューフォルダなど(ユーザ定義可能)への一発移動もサポートされ,かなり便利になりました。
# 特にスタート メニューフォルダはWindowsフォルダを介さずに移動できるので便利だと思います。
Pocket PCでようやく搭載されたPocketInternetExplorerはページの再現性や機能などもなかなかに優秀で十分使用に耐える作りになっています。
そんな(比較的(^^;)優秀なPIEをさらに便利にしてくれるソフトがこれ。
アクションコントロールを使ってお気に入りを開くことができるようになります。
モバイルのお気に入りを母艦と同期して電車の中でお気に入りのページをチェックするといった用途に最適ですね。
ただしお気に入りを階層化構造を利用して大量に管理しているといった人には少々使い勝手が悪いかもしれません。
私の場合,PIE本体のお気に入りは最小限に止め,母艦のお気に入りをエクスポートしてHTMLに変換した物をMy Documentsに入れてFileExplorer経由で関連付けを利用してPIEを起動。利用しています。
Ver.1.01からおまけとしてWeb自動巡回ソフト『Auto Web Recorder』を起動するための機能が追加されました。
本ソフトも上記『ファイルエクスプローラの友』と同じくショートカット作成専用ツールが同梱されています。
PocketWZEditor専用のマクロ。
PWZにはもともとビューモードという『閲覧専用』のモードが存在しており非常に重宝しているのですが,このビューモードはキーボード付きのマシン(H/PC)を想定しているためページ送りにスペースキーが割り当てられているためアクションコントロールではいちいち一行単位でスクロールさせる必要がありました。
私にとってのPs/PC(Pocket PC)は『テキスト閲覧』が主要用途であり,使いだすと(読み出すと)平気で10時間かそこらは使い続けることになるため,なかなかに切実な問題でした。
# バッテリもその分早く消耗しますしね。 <バックライト自動減光他
そんな時,読者さんに教えて頂いたのがこのマクロです。
このマクロはPWZがビューモードで起動されると有効になり,アクションコントロール(カーソル上下)をPageUP,PageDown動作に切り換えてくれます。
さらにこの際『読書』用スタイルに自動的に切り替わるため,読書に最適な行間,フォントサイズなどをあらかじめ設定しておくことが出来大変便利です。
# キャプチャでは10ポイント,行間3,EOFと垂直スクロールバー以外非表示。
また,しおり機能も備えています。
この種の用途には『RubyReader』や『ViewPage』,『ブックリーダー』など優秀なテキストビュアが多数存在していますし,これらのソフトの方がルビ表示や画面回転機能,やPalmのDoc形式ファイルの読み込みなど多機能なのですが,私としては普段から使い慣れたPWZを使いたいという欲求があるためあえて使用しています。
PWZのマクロ機能を使用するためにはTXC一式を導入する必要が有りますから,他にPWZのマクロを利用していない人はかえってメモリ容量の無駄遣い(^^; になってしまいますが,既にTXCを導入済みの方は入れておいて損のないマクロと言えましょう。
# 私もsigmarionにはTXCを導入しなかったため,現在はE-700のみで使用中。
このマクロの使用時間に関しては世界一の自信があります(爆)
同じくPocketWZEditor専用のマクロ。
PWZは複数起動が可能なアプリケーションです。
つまり複数のテキストファイルを同時に開ける訳です。これはテキストエディタの性質上は美点(というか無いと困る)な訳ですが,Pocket PCでは少々困ったことが発生します。
Ps/PC同様Pocket PCにもタスクマネージャの類は搭載されなかった訳ですが,その代わりスタートメニュー上に実行履歴がアイコン表示されるようになりました。
これらのアイコンを適宜選択することで簡易タスクスイッチャとして利用することが出来ます。
とここまでは良かったのですが,PWZなどのような複数起動を許可しているアプリケーションの場合,タスクが切り替わらずに新規ウィンドウが開いてしまうことになります。
結果タスクマネージャを入れない限り,一端バックグラウンドに回ってしまったPWZをフォアグラウンド(最前面)に持ってくることが出来ません。
それを解決してくれるマクロがこれ。
PWZ起動時にパラメータとしてこのマクロを与えてやることで,新規ウィンドウを開かずにバックグラウンドのPWZをフォアグラウンドに持ってくることができるようになります。
さらに複数のPWZが開かれていた場合,同様の動作を繰り返すことで『PWZのみ』次々と切り換えることが出来ます。
つまりはPWZ専用のタスクスイッチャとしても使用できるという訳です。
複数のPWZを開いて作業する機会があるPocket PCユーザは導入しておくと結構便利ですね。