その名の通り,Win32のTweakUIのCE版とも言えるもので,通常はレジストリをいじらないと設定出来ないような各種設定項目を変更するためのソフト。
レジストリエディタを使って直接変更するよりは(タイプミスなどが起きない分)比較的安全と言えるのではないでしょうか。
SmallTweakがH/PC用,PalmTweakがPs/PC用で,H/PC用の方が設定項目は豊富。
個人的にはH/PC用のIME起動キーの変更がもっとも重宝しています。これを使ってひらがなキーにIME起動キーを変更して便利に使用してます。
ウィンドウのアニメーションカットやフォントキャッシュの調節による高速化,デスクトップやマイハンドヘルドPC内の各アイコンの削除,サスペンド関連,テキストと,HTMLの関連付け設定,解除キーに割りつけるアプリの設定などを変更することが可能です。
Ps/PC版はアイコン関連や,IME起動キーや解除キーへの割り付けなどPs/PCでは無効な設定項目が削除されています。まぁ,当然ですね(^^)
度重なるバージョンアップで現在はより高機能になっています。
特筆すべき機能としては『拡張子の関連付け』と『スクロールバーの太さの変更』の2つでしょうか。
前者のおかげで,今後はレジストリをいじることなくWin32のようにGUIライクな操作感で拡張子の関連付けができるようになりました。
# これまでも同種のソフトはありましたがランタイムライブラリが必要でした。
後者のスクロールバーの太さの変更ですが私の環境では試行錯誤の結果,縦が10,横が8という数値に落ち着きました。
このあたりであれば,操作性を犠牲にせず狭い画面を有効活用出来ているかな?といった感じです。
# ただし,横スクロールバーを細くしてしまうと,システムのプロパティのメモリ割り当てなどでバーが細くなりすぎてメモリ残量などが分からなくなってしまうのが難点ですか(^^;(ただしこの場合数値表示も出ているので実害は少ないですが)
なおPalmTweakでは『キーボード及び入力関連ソフト』の方で紹介した『IMSelPSPC』相当の機能も実装し,普段使用しないIME(入力パッド)を非表示にしたり,標準のIMEを変更したりできるようになりました。
またIMEの名称を変更できるので,先頭に数字等を付加すればIMEの並びも制御できるため,IME周りをより使い易くカスタマイズ出来て便利ですね。
PalmTweakのPocket PC対応版がリリースされました。
Ver.4.0よりPalmTweak,SmallTweak共,大幅な機能拡張が施されました。
PalmTweakでは新たにIE ClearType Textの設定,システムフォントの設定変更,拡張スロット(CF,SD)へのカード挿入時の給電確認ダイアログの有無,IEのアドレス履歴の消去が,SmallTweakではデスクトップアイコンなどの変更,ファイル使用履歴の消去,Palm〜と同じくシステムフォントの変更とカード挿入時の給電確認の有無が追加になりました。
某MS社のOSだけに細かい設定変更や小技などには欠かす事の出来ないレジストリエディタ。
ツリービューがとても見やすく,使いやすいです。
これで検索機能が実装されれば,無敵と言えるかもしれません。
# もっともCEのレジストリは比較的小さいので,いちいち検索しないでも割と平気なんですが(^^;
レジストリを検索したい人はMONO-QさんのREQがβ版ですがお薦めです。
Eシリーズには標準添付されていたものの先行して販売されていたAシリーズには存在しなかった,コンパクトフラッシュへのフルバックアップツール。
CE2.0用のみであるもののClubCASSIOPEIAにて配布されているありがたいソフト。
以前からCEサービス経由であればバックアップは取れたものの,シリアル接続では時間がかかり過ぎるし,LANだと書き戻す前の設定が面倒(CE2.0だとドライバのインストールが必要)でした,がこれのおかげでいとも簡単に,その気になればタイマー駆動で勝手にフルバックアップを取ることさえ可能になりました。
特に母艦のない出先でのバックアップ及びリストアが可能になった意義は計り知れないものがあります。
不幸な事故に直面する前に,いわば保険としてバックアップは小まめに取りたい所です。