最近は私個人が多忙なこともあってサイトの更新が滞りがちな訳ですが,それ以外にも『そもそもここ最近はCEに関する話題自体が乏しい』という事実もあったりします(^^;
この辺は他のCE関連のサイト(特にPs/PC)もやや更新頻度が鈍っていることからも,明らかなのではないでしょうか(苦笑)
# 無論この辺はジャンルによりますが。Tips系は特に厳しい気がしますねぇ。
かと言ってこのまま『Pocket PCが手に入るまでは休眠期間に入ります』とか言ってしまうのも躊躇われますし(^^;
何よりPocket PCが発売される時にPs/PC関連サイトが火を消したような閑散とした状況というのもチト寂しすぎる気もしますから,ムリヤリ新コーナーを立ち上げてみました。
え〜このコーナーは私がCEを活用する上で気付いたことや,便利な(かどうかはなはだ怪しい)小技など,通常記事にする程のことでもないような内容を更新頻度重視で掲載して見ようという場繋ぎ的な香り漂う苦し紛れの企画コーナーでございます(爆死)
ネタの数にも限りがありますので,小出しにすることでPocket PC入手まで持たせる予定です(^^;
内容的に既にFAQのコーナー他で密かに掲載されていた内容と重複する場合も多々ある様な気がしますが,その点は寛大な目で見てやってください(苦笑)
それとあらかじめお断りしておきますが,ヘビーユーザーの方にとっては自明のことばかりでしょうし,初心者の方には訳がわからない,もしくは意義を見いだせない様な項目ばかりの可能性が濃厚ですから,過度の期待はお寄せにならないようお願いいたします。
え?初めから期待してない?ご説ごもっともで(^^;
初回から呆れられてしまうのも何ですから,今回は比較的まともな話題です(^^;
CASSIOPEIA E-500やH/PC Pro機などは初めから大容量のメモリを搭載していますからさほど切実ではないのですが,CASSIOPEIA AシリーズやMobileGearII R300などはわずか8MBしかメモリを搭載していませんから,いかにして本体メモリを節約するかが重要な課題になります。
その場合まずは新規に入れるソフトはCompactFlashCard(CF)上にインストールするという手があります。
# これに関しても機種によって制限がありますが,今回は割愛。
こうするだけでも本体メモリは随分と空くことになる訳ですが,それでもフと気付くと意外と本体メモリが減っていたりする場合があります。
何故か?それはプログラムによっては特定のDLLを必要とするためインストール時にプログラムをCFに入れると同時に『*.DLL』(任意のファイル名に拡張子がDLL)というファイルを勝手に(もしくは任意に)Windowsフォルダに入れることがあるためです。
# エクスプローラのオプションでシステムファイルが非表示になっているとDLLファイルは表示されません。
DLLは結構サイズが大きい物があるので,これだけでも結構本体メモリを消費してしまう場合がある訳です。
ではどうするのか?当然CFに移せば良い訳ですが,ここで問題となるのがDLLのサーチパスです。
このDLLという奴は複数のプログラムで参照(重複)する部分を別ファイルに切りわけた物ですから,色々なプログラムが参照する可能性があるために,OS側指定の場所に置いて置かないとエラーになってしまうのです。この指定された場所というのがサーチパスな訳ですね。
で,このサーチパスがWindowsCEではどうなっているのかというと基本的には…
Windowsフォルダ,ルートフォルダ,CFのルートフォルダ
Windowsフォルダ,ルートフォルダ,プログラム実行時フォルダ
となっています。
ですからCE2.0以前であればCFのルートフォルダに移動してやればいい訳です。
が,CE2.11以降ではCFのルートはサーチパスから外されてしまいました。
ではどうするか?本体メモリからCFに移動差せたい場合は仕方ないので『プログラム実行時フォルダ』に入れてやることになります。
これはどういう意味かというと,そのDLLを必要とするプログラム(実行ファイル)と同じフォルダに入れてやるということです。
例:NextTrainのインストールフォルダにKCTRL.DLLを一緒に置いてやる。
と,こうすれば一応CF上にDLLを移動出来なくもありません。が,複数のプログラムで単一のDLLを要求している場合はそれぞれのプログラムのインストールフォルダにDLLを入れてやらなければいけないのでCF容量のムダ使いになってしまいます。
ま,この辺は本体メモリとCFどちらを節約するのかというトレードオフの関係になる訳ですね。
ちなみに私の場合は同じDLLを要求するプログラムは全て同じフォルダに集める(移動する)ことで対処しています。
本体メモリの節約にはなりませんがルートフォルダにDLLを移動しておくとどのDLLを入れてあるのか一目で分かるので,消す時に便利…かも知れません(^^;
またDLL以外にもBMPやWAVファイルなども移動できる場合が『まれに』あるようです(^^;;;;;
DLLを探すには『ソフトウェアレビュー』でも紹介しているSpaceFinderが便利です。
DLL(あるいはプログラム)によってはWindowsフォルダから移動出来ない場合もあります。移動する際には一遍に移動させたりはせずに,1つづつ移動させてちゃんとそれぞれのプログラムが正常に動作するか確認した方が良いでしょう。
# 参考までに…LAN関連やComPOBox(IME関連)などは移動出来ません。
# 当然ですがROM搭載の物も同様です(というか動かせても意味ないですけどね(^^;)
今回からはいかにも『無駄知識』といった様相を呈してくるような気もしますが気にせず始めることにしましょう(^^;
いきなりネタ切れというわけでもありませんが今回の話題はPs/PC限定です。
ひょっとするとH/PC Pro機にも適用される可能性はありますが,何分にも実機の持ち合わせがないので,実際の所は謎です(^^;
スタートメニュー直下へのプログラムの登録に関して
H/PCと違ってPs/PCのスタートメニュー登録は『\Windows\スタートメニュー(実際には半角)』配下にプログラムなりショートカットを置くなりして登録します。
これが何を意味するのかと言えば,Win32のOfficeやWindowsUpdateよろしくスタートメニュー直下(スタートメニュー→プログラムの上)にプログラムを登録できることを意味します。
まぁこの辺はE-500などPs/PCは購入した状態で初めから手紙メモやら諸々のプログラムが登録されているので説明するまでもないでしょう。
が〜ここに多数のプログラムが登録されているというのは中々に鬱陶しい物です。
ではどうするか?
答えは簡単,ここにはショートカットを置くのではなくフォルダを作ってプログラムはその中に分類してやればOKです。
こうすることでアクションコントロールで操作する時に,何でもかんでもプログラムの下に入れるよりは起動に要するステップ数を稼ぎつつ分類できる訳ですね。
取りあえず私の場合は『PIM』『Tools』『Tools2』と3つ程フォルダを作ってよく使うソフトを1〜4個(当然登録しすぎると不便)づつ登録してあります。
なぜフォルダが3つなのか?それはデフォルトでチェックの入っている『設定→タスクバー』のタスクバーのプロパティにある『スタートメニューの幅を広げる』が関係していたりします。
ここのチェックが入っているとスタートメニューの横に『WindowsCE』と書かれたビットマップ(画像)が表示される訳ですが,これがお節介なことに『スタートメニュー直下に3つ登録した分だけの幅』を初めから取ってしまっているためです(苦笑)
ゆえに直下に登録してある物を3つ未満にすると無駄な空白ができるだけな訳です。なんだかなぁって感じですねぇ(苦笑)
ちなみに詳しくは下で述べますが,スタートメニュー直下に登録したプログラムはCASSIOPEIA Eシリーズのボタン設定でハードウェアキーに割りつけられないので注意が必要です。
スタートメニュー登録とボタン設定の謎な関係
CASSIOPEIA Eシリーズでは『設定→ボタン』 から呼び出すボタンのプロパティのプログラムタブでボイスレコーダ及びボタン1〜3へプログラムを割りつけることが出来ます。
ここで割り付け可能なのは基本的にはスタートメニューのプログラム配下にショートカットあるいはプログラム本体が登録されているプログラムに限られます。
したがって,上で述べた様なスタートメニュー直下に登録したプログラムはボタンに割りつける事が出来ない訳ですね。
ここでちょっと待ってくれという意見が聞こえてきそうですね〜
購入直後の状態でボイスレコーダetcはスタートメニュー直下に登録されているのに,ちゃんとボイスレコーダボタンに登録されていますから疑問に思うのも無理もありません(^^;
これは何故かというと,この辺の純正アプリ(?)は『\Windows\AppButtons』という場所にこっそりとショートカットが置かれているためです。
じゃあ他のプログラムもそこにショートカットを置けばスタートメニューに登録しなくてもボタン割り付けOKか?というと実はそうではありません(^^;
ここに入れたショートカットが有効なのは何故か元々入っていたプログラムだけに限定されます。(レジストリに設定があるのかな?)
さらに逆もまた真なりで,ここにショートカットが入っていた物を削除して,スタートメニューのプログラム配下に新たに登録し直してもボタンに割りつける事は何故か出来ないのです(^^;
# 厳密には割り付け後消去した側を参照に行くためにエラーが出ます。
相変わらず謎な仕様ですがメモリを少しでもケチりたい人はここら辺のムダなショートカットを消してみるのもアリでしょう(笑)
おまけ
EシリーズにLAN関連のドライバを入れると『スタートメニュー→設定』が表示上限をオーバーしてスクロールが発生してしまいます(苦笑)
これは大変鬱陶しいので『\Windows\スタートメニュー\設定』配下の世界時計のショートカットをプログラムの下に移すなり,実体である『\Windows\clock.exe』をランチャに登録するなりすると便利ですね。
# 私の場合ATminiPlusのダプルタップに登録してます。
今回はちょっと視点を変えて,CEそれ自体に関する小技ではなく,CEを便利に活用するための小技(?)を紹介します。
CE機を使う上で疑問点にぶつかった時,あなたならどうしますか?
CEがもっとメジャーな存在なら本屋にでも行って適当な入門書を1冊買ってくれば簡単に解決する問題ですが,CE関連で為になる書籍というのは意外と限られている物です。
また雑誌でも毎号コンスタントにCEの情報が載っている物は数える程しかありませんし,そうした雑誌もどちらかというと製品,もしくはソフトの紹介に終始する物が多いのが実情です。
となると残った手段はホームページ上にTipsは無いか探すか,Web掲示板で質問するかといった所でしょう。
メーカーのサイトで提供されている動作確認リストやFAQは得るものが多いのは確かですからまずそれらに当たるのは当然のことと言えますし,ウチの様なTipsサイトにそのものズバリの記事が掲載されているのもままある話ではあります。
が,それでも見つけられない時という物は往々にしてあるものです。
で,掲示板で質問となる訳ですが,質問を書き込むと回答してもらえる訳ですから情報入手手段としてこれ程便利な物は無いわけですが,気を付けなくてはいけないのは掲示板はメーカーサポートとは違うということです。
掲示板はユーザー同士の交流の場であり,相互扶助の場な訳です。
回答する人間もいわばボランティアな訳で,つい先日話題に登ったばかりの質問や説明書を読めば分かるような質問を繰り返し訪ねられたりすると段々と嫌気がさしてくるものです(^^;
また,レスが付かずに長らく放置されていたりすると,それが果たして自分の態度に起因する物なのか誰も知らないことなのかの判断も難しい所です。
まぁ,お互い感情を持った人間同士なのだから当たり前と言えばあまりに当たり前のことなのですが,インターネットは互いの顔が見えないことやある程度匿名性が保たれていることもあってかこの事は意外と見落とされがちです。
掲示板によっては過去ログを読まずに同じような質問をすると手厳しい注意が帰ってくるなんてこともあるかも知れません(^^;
しかし,Web掲示板の過去ログを読むというのは中々に大変な作業ですし,スレッド表示のみの掲示板等を繋ぎっぱなしにして読んだりすれば料金も馬鹿になりません。
そんな時はまず検索機能を活用してみましょう,目的の掲示板に検索機能がついているなら(ウチの掲示板もついてます(^^;),自分の知りたいことに関する単語をテキストボックスに入力して検索ボタンを押せば割とあっさりと見つかります。
が,これも基本的にオンラインで参照することになりますから,これはこれで結構億劫な物です。
で,登場する方法が今回の本題 <前置きの方が長い様な…(--;
メーリングリストや掲示板の過去ログを利用して自分だけのFAQデータベースを作成してやればいいのです。
と書くと何やら難しそうですが,方法はいたって簡単です。
メーリングリストを利用したデータベースなら,WindowsCE関連のメーリングリストに加入して毎日巡回するだけです。
主要なCE関連メーリングリストに関してはウチとも相互リンクしてくださっている今石さんのページに『WindowsCE関連メーリングリストのご案内』というそのものズバリの記事が掲載されているので参考にしてください。
多分その時点で最新の情報が掲載されているはずです(^^) <他力本願モード(^^;;;
# 現在の所,QMAILに関する話題を扱うQsMLとCE全般の話題を扱うWin-CEMLがあります。
# リンクページでも紹介していたH/PC,Ps/PCの両MLは残念ながら2000年6月に閉鎖されてしまいました。
あとはメーラーの設定で振り分け設定などを行って,特定のフォルダに振り分け(別に必須ではありません),このフォルダに対して適当に検索をかけてやるだけです。
OutlookExpressならメニューバーの編集の所にそのものズバリ検索という項目がありますし,そのダイアログから『高度な検索』を選択してやることでさらに細かな絞り込みを行うことが出来ます。
発言数さえ十分に蓄積されてくれば,大概の疑問はこれだけで解決するはずです。
ただ,この方法だとデータベースが完成するまでに少しの時間を要します。
そこでCASSIOPEIAユーザに強くお勧めしたいのが『Club
CASSIOPEIA』の『カシオペア活用術』の過去ログの利用です。
Club CASSIOPEIAにあるラウンジガイドから簡単に落としてくることが出来ます。
# CASSIOPEIAユーザーでなくても落とせるようです。
これをテキストエディタなりワープロなりで読み込んで検索をかけるだけでOK。
# そうしたソフトを持っていない人は,メモ帳では荷が重いのでワードパッドを使いましょう。
過去ログは複数のファイルに分かれていますから,WZEditorのユーザーならGrepを使って複合検索をかけたりすれば完璧です。
たったこれだけのことでおそらくはCASSIOPEIAに関する9割方の疑問は解消するはずです。
掲示板に書いた質問へレスがなかなか付かずに悶々としたり,何度も繋いではガッカリする必要はもうありません。
やっていない人は騙されたと思って1度やってみてください。損はさせませんよ(^^)/
# ちなみに私はClub CASSIOPEIAの過去ログは『全部読みました』(^^; <タダの馬鹿かも(苦笑)