ショートカットを編集するためのソフト。
PCであればショートカットファイルを選択→コンテキストメニュー(or Alt+Enter)でプロパティを開けば,リンク先の変更や引数の変更なども簡単なわけですが,Pocket PCの場合Pocket PC 2002になってようやくFileExplorerでショートカットを作れるようになったばかりでショートカットの編集などは一切できません。
# 設計思想の問題ですから,これはこれでかまわないとは思いますが。
ショートカット自身はただのテキストファイルなので,テキストエディタなどで開いてしまえば普通に編集できるのですが,ものがショートカットなだけに拡張子を変更するなど一工夫しないとテキストエディタで開けなかったりするので少し面倒です。
そんな時に便利なのがこのソフトです。
操作は「Browse..」ボタンを押してファイル選択ダイアログ(ツリービューがついており,My
Documents縛りナシ)を開いてショートカットファイルを選択。
文字列を変更後,「Save」(上書き),「Save As..」(名前を付けて保存)ボタンを押して変更を保存するだけといたって簡単です。
# 簡単もなにも,実際テキストファイルを編集しているだけなんですけどね(笑)
画面キャプチャをみれば分かる通り,2バイト文字(日本語など)にも対応しているので「メモリ カード(実際には半角カナ)」に置いたファイルのショートカットも問題なく編集可能です。
入れておくと便利な,小物ソフトの見本のようなソフトといえましょう。
とここまでは素晴らしいのですが,1.0ではcabファイル作成をミスしているのか,日本語版 Pocket PCに未対応なのか分かりませんがインストーラを利用してインストールすることができません。
cabファイル自体はインストーラを起動すると母艦のActiveSyncのインストールフォルダ(デフォルトは「C:\Program Files\Microsoft ActiveSync」)に「Smart.Lnk」というフォルダが作られるので,そこから回収すればOKなのですが,困ったことにこれをPocket PCに転送しても未対応のデバイスとしてハネられてしまいます。
そこで,cabファイルを適当なソフトを使って解凍し,「SMARTL~1.001」を「Smart.lnk.exe」に「SMARTL~1.002」を「SmartLnkHelp.htm」にそれぞれリネームしてPocket PCに転送することでようやく利用することができました。
# ちなみに,実行ファイルのファイル名は任意でOKだと思います。
# Helpファイルは(必要なら)Windowsフォルダに入れましょう。