Pocket PCへのアプリケーションの導入には,以下の3通りのタイプがあるのはご存じの通り。 関連記事
それぞれ利点と欠点があるわけですが,初心者の扱いやすさや配布時のファイルサイズなどを考慮した場合,ベストバランスともいえるのが3番目のキャビネットファイルを利用したセットアップでしょう。
ただ,本サイトを読んでいるようなパワーユーザからすると『任意のフォルダにインストールできない』『インストール完了後cabファイルが自動削除されてしまう』といった辺りに不満を感じさせられることもありました。
そんな不満を解消してくれるありがたいソフトがこの『CabInstl by SK』です。
# by SKはソフト名に含まれるのか微妙な感じが…(^^;
「.CAB」ボタンを押してインストールするcabファイルを選択した後,「.Path」ボタンでインストールパスを指定することができます。
アプリケーションをCF(メモリ カード)上に導入したい場合などに,威力を発揮してくれることでしょう。
また「Do not delete CAB file」にチェックを入れておくことで,CABの自動削除を抑制できますから,Pocket PCで直接有償データをダウンロードした場合などにいちいち元のCABファイルをコピーしてからインストールするといった手間を省くことができるのもありがたいところ。
# 有償データの利用許諾の内容にもよりますが,フルリセット時を考慮すればcabファイルはバックアップしておきたいのが人情ですよねぇ。
さらにcabファイルの(単純な)解凍やファイル内容の確認などもできるのも気が利いています。
# まぁ,一般のひとには必要のない機能でしょうが。
勝手にフォルダを作られるのが大嫌いな環境構築魔のひとには,必携のソフトといえるのではないでしょうか(笑)
インストールフォルダに(ファイルが入った)既存フォルダを選択した場合,アンインストール時にどうなるのか実験してみましたが,インストールファイルのみ削除される模様です。