覚えると便利なショートカット

WindowsCEはWindowsファミリーの仲間だけあって豊富なショートカットが用意されています。

これらを覚えることによって一々スタイラスを持ち替えたりせずにスムーズに色々な作業をこなすことができるようになります。

またキーボードの無いPocket PCやPs/PCでもキーボードショートカットはしっかりと残っていて,入力パッド(ソフトウェアキーボード)やTMSendkey(ソフトウェアレビュー参照)を使ってコードを送信してやると同じように極めて便利に使うことが出来ます。

このページではそれらショートカットを覚えたら便利(と私が考える(^^;)順に紹介して行きます。


まず一番最初に覚えたいショートカット

カットアンドペーストに関連するショートカットです。
CE機はその性質上テキストデータを入力することが多いのでこれさえ覚えてしまえばショートカットは半分制覇したも同然です(多分(^^;)
ちなみにカットアンドペーストはエクスプローラでのファイル操作でも使えます。

Shift+カーソル

シフトを押しながら矢印キーを使うことによって範囲選択が行えます。

Ctrl+C

コントロールキーと『C』の同時押し。コピーです。

Ctrl+X

カットです。

Ctrl+V

ペーストです。

Ctrl+S

これはアプリケーションが対応していない場合も多々ありますがセーブです。これを押してこまめにセーブする癖を付けて置くと万が一のトラブル時に助かります。

# ちなみにCtrl+Zで取り消しです。これもアプリが対応していれば便利かもしれません。

デスクトップで使うと便利なショートカット

Win+C

Windowキー(旗のマークのキー)と『C』の同時押しコントロールパネルが一発で開きます。

Win+E

エクスプローラーが一発で開きます。

Win+-

PCリンクが一発で起動し母艦とシンクロ出来ます。

Win+R

ファイル名を指定して実行が開きます。

# 同じくWinキー同時押しではIでスタイラスの調整,Hでヘルプ,Kでキーボードのプロパティ,Mで全てのウィンドウを最小化などがあります。

# この辺は余裕が出て来たら覚えるといいでしょう。

エクスプローラやアプリを使っている時に使うと便利なショートカット

Alt+Enter

AltキーとEnterキーの同時押し。プロパティが開きます。

Alt+Ctrl

コンテキストメニューが開きます。(Windowsの右クリックで出るメニューでH/PCだとAltを押しながらタップすると出るメニューのこと)

Alt+Esc

タスク(現在起動しているプログラム)を次々と切り換えることが出来ます。

Alt+Tab

上のタスク切り替えと似ています。こちらはタスクを切り換えるためのタスクマネージャが起動します。

ダイアログ上で使うと便利なショートカット

ダイアログ=アプリケーションで各種設定を行う時に出る子ウィンドウのこと。

Esc

単にEscキーを押すだけ。ダイアログが閉じます。設定を変更せずに中止するための動作です。

Enter

こちらもダイアログが閉じますがこちらではOKを押したこと,つまり設定を決定し反映させることになります。

Tab

次々と押していくことによって項目の移動が行えます。
アプリによってはウィンドウの移動にも使えます。

Shift+Tab

Tabと同じように項目を移動しますがこちらはTabを押した時とは逆の順番に移動します。

Space

項目を選択する時に押します。
例えばチェックボックス(□の中にチェックが付くボタン)ラジオボタン(複数の○の中から1つを選んでチェックを付けるボタン),ドロップダウンリスト(カーソルキーで複数の項目から選べる,選択すると下にびろびろと伸びる奴)などに使います。
間違ってリターンで選択してしまうとダイアログが閉じて即選択項目が反映されることになってしまいます。注意しましょう(^^;

Altキーと他のキーの組み合わせ

たまにボタンの上に『はい(Y)』などのように括弧書きでアルファベットが書いてある場合があります。この時Altキーを押しながらそのアルファベットのキーを押してやるとそのボタンを押したことになります。

アプリケーション上で使うと便利なショートカット

Alt

メニューバー(ファイルとか編集とか並んでいる部分)が開きます。
編集(E)などとなっている場合Altキーと同時にEを押せば直接編集を開くことが出来ますが,初めのうちは取り敢えずAltキーで開いてカーソルで選択。Enterキーで決定しておけばいいでしょう。

その他色々

メニューバーを開いた後の各項目をみると『すべて選択(A) Ctrl+A』などと書いてあるものがあると思います。

これは最初の(A)はメニューバーのその項目が開いている時(Altキーとカーソルを使ってメニューを開いた状態)にAキーを押すと全て選択できるということを表していて,その後ろのCtrl+Aはメニューバーが開いていない状態でCtrlキーとAを同時押しすれば全て選択できるということを表しています。

こうした表示を見ながら使用頻度の高いものから(例えばファイル(F)の中にあることが多い終了や閉じるなど)から順に覚えていくといいでしょう。

またこれらの(H)などの括弧表記はWindowキーを押すと開くスタートメニューでも同じことを表しているのでこちらも試してみましょう。

そこまでキーボードでやるか?というショートカット

主にエクスプローラで使用します。

ファイル(並んでいる複数のアイコン)を選択する時に選択したいアイコンが点線で囲まれている状態(この点線はカーソルで動かすか,各アイコンの一文字目のキーを次々と押す事で移動します)の時Spaceキーを押すと選択することが出来ます。

さらにSpaceキーを押す時にCtrlキーを押しっぱなしにしながら押すと複数のアイコンを選択出来ます。

このことを利用すると項目を複数選択する時Ctrlキーを押しっぱなしにしながらカーソルキーで移動して選択したいアイコンの上に来る度にSpaceキーを押してやるとキーボードだけで複数のアイコンを選択することが出来ます。