母艦とのリンク設定

WindowsCE機を買ってきてCE機本体のセットUPが終わったら,まずすることといったら,取り敢えず母艦(PC)とのリンク設定でしょう。

このページではシリアルポートの通信速度の変更赤外線によるPCリンクの設定方法を解説します。


通信速度の変更(115,200bps)

通常の接続方法については当然付属のマニュアルでフォローされている訳ですが,デフォルトの設定では通信速度が19,200bpsになっています。

# 現在は英語版しかありませんがActiveSync3.0ではデフォルトが変わったようです。

# またシンクロ動作も高速化しダイヤルアップネットワークやケーブル接続のインストールも不要になりましたが,英語版なので住所録のフリガナ(またしても…の半角カナ)が同期出来ないという問題があります。

# とか書いていたらActiveSync3.0がダウンロード可能になりましたね(^^;

# これにてこのページの半分はお役御免に…(苦笑)

ただでさえ遅いシリアルポートなのにこの設定では遅過ぎてやってられません。

そこで,この設定を115,200に変更してやる訳です。

まず,マニュアルを参照しながら母艦へのCEサービスのインストールやダイヤルアップネットワークのセットアップ,ケーブル接続の設定などを済ませておきます。

通信のプロパティ

以上のことが一通り終了したらいよいよ通信速度の変更に取りかかります。

H/PCの場合コントロールパネルの通信のプロパティを開き,PC との接続タブを選択。
Ps/PCの場合スタートメニューから→設定→通信を選び通信のプロパティを開いて,同じくPC との接続タブを選択します。

そして接続の変更で『`シリアル ポート @ 115k』を選択してOKを押して通信のプロパティを閉じます。

次に母艦側のシステムのプロパティ(コントロールパネルからシステムを選択,もしくはマイコンピュータを右クリックで開けます)のデバイスマネージャタブを選択して,ポートの所のCE機を繋ぐ予定のCOMポートのプロパティを開いて,ポート設定タブにあるビット/秒を115200に変更します。

次に同様にしてモデムの所のCOM?上のシリアル ケーブル(?の数字はCE機を繋ぐCOMポート番号)のプロパティを開きモデムタブにある最高速度を同様に115200に変更します。

これで設定は完了です。

CEサービスを再起動しないと通信速度が反映されなかった様な記憶があるので,システムを再起動した方が確実かもしれません。

# あやふやですいません(^^;

赤外線によるPCリンク

私がメインに使っている母艦はVAIO C1なんですが,このマシンにはCOMポートがありません(^^;

そこで赤外線通信の出番となります。

# 某C1活用本にはCE機とのリンクは初回は必ずCOMポートで行わなければならないのでC1と一緒に使うのには不適と書かれていましたが,これは間違いです。なんの問題もなく赤外線を使ってリンク出来ます。

折角なので赤外線に設定するついでに115,200bpsで赤外線接続できるように設定してしまいましょう。

# ウチにはすでにWin95マシンが無いのでWin98の設定方法のみに限定させてもらいます(^^; ただしCE機側の設定方法は両者とも同じのはずです。

まず,スタートメニューからプログラム→通信と辿り,リモート ネットワークを開きます。

そこで新しい接続を選び分かりやすい名前を付けます。

そして下図のように設定します。

リモート ネットワーク 接続名を設定します デバイスに赤外線ポートを選択 通信速度を115200に設定します 通信のプロパティで作成した接続方法を選択します

そして通信のプロパティを開き(開き方は上記の通信速度の変更を参照),PC との接続タブを選択。

ここで先程作成した接続先を選択します。

次に母艦側のシステムのプロパティを開き(開き方は上記の通信速度の変更を参照),モデム配下の赤外線通信が割り当てられているCOMポートのシリアル接続のプロパティで最高速度を115200に変更します。

# 普通のシリアル接続と違って,ポート配下の仮想赤外線COMポートには通信速度設定は必要ありません(というか設定項目がない(^^;)

C1では『COM4上のシリアルケーブルのプロパティ』の最高速度を115200に変更します CEサービスのポート設定を赤外線が使用しているポートに変更します

そしてWindowCEサービスのメニューバーからファイル→通信とたどりポートの設定を赤外線ポートが使用しているCOMポートに変更します。

これで設定は完了です。

そうそうWin98の場合,コントロールパネルにある赤外線モニタの赤外線を使用可能にするのチェックボックスにチェックを入れ忘れないように気をつけましょう。