電子書籍購入体験記(POCKETパピレス)

WindowsCEに関する情報を毎日チェックしている人なら既に知っているでしょうが,フジオンラインシステムが携帯端末向けの書籍販売サービス『POCKETパピレス』というサービスを3/17から開始することが発表されました。

ニュースリリースによれば,サイト自体が携帯端末での閲覧向けに作られているというのと,対応端末に対応したデータ形式で配布することがウリのようです。

活字中毒で普段E-500を使ってオンライン小説を読み倒している私としてはこれは試してみる必要アリってことで,早速(2000/03/10)行ってみた所…何やらちゃんと稼働していた(テスト運用中なんですかね?)ので,試しに購入してみました(^^)/


購入体験記

POCKETパピレスを訪れてみると,確かに『いかにも携帯端末に対応してます!』といった趣のあたかも『モバイルチャンネル』のようなサイトでした。

説明を読んでみるとCE機の場合『cbk』形式なる形式のファイルをダウンロードし,マイクロキャビンの出しているブックリーダ(以前からあったソフトですね)を使って読むとなっています。

ハテ?ただのテキストとどう違うのか?俄然興味が沸いてきたので試しに買ってみることにしました。

# ちゃんと用意されてるんだから,無料データを試せという説アリ(^^;

が,私は『同じ系統のアプリは基本的に複数入れない』のをポリシーにしているので,ブックリーダを入れる気はさらさらないので『もし本当に独自形式だったら金の無駄』になってしまうので,とにかく安い物を試してみることにしようなとど考えつつ…

『ジャンル別書棚』からSF→荒巻義雄とたどって(この辺は単に趣味です(^^;)『柔らかい時計』という短編が100円だったのでこれに決定(笑)

作品紹介を軽く流し読みした後,書名の下に書いてある『購入手続きへ』をタップすると使用する携帯端末の機種(WinCEとザウルスの2択)と支払い方法を選択する画面に移動しました。

支払い方法は@Nifty,BIGLOBE,So-net,acosisといったプロバイダ経由のものだけが表示されています。
説明によれば現在はクレジットカード決済は400円以上の商品にしか使えないようです。

どちらにせよ私は@Nifty経由で払うつもりだったので『WindowsCE用』『@Nifty』のラジオボタンをチェックしたあとOKをクリックします。

が,私の愛用するiBrowserはSSLに対応していないので,ここから先は進めませんでした(^^;;;

# NetFrontやiBrowserPlusとかならOKなのか知らん?

追記

# その後NetFrontでも試みてみましたが,パスワード認証まで行った物のダウンロード出来ませんでした??

仕方ないのでここでA-51VUPにバトンタッチ。
久しぶりにPocketIEを立ち上げて再度POCKETパピレスにアクセスして再トライ。

と,今度は流石に成功し確認画面に移動。
ここで購入ボタンを押すと会員制のサイト(NiftyINTERWAYとか)に入る時等におなじみのIDとパスワード入力ダイアログが出てきたので,あぁ,やっぱりキーボードが付いてるとラクだよなぁなどと思いつつちょちょいと入力。

その後ダウンロードページでもう一度購入ボタンを押すと(念入りですねぇ(^^;)。ダウンロードが開始されました。

#  説明によるとこの時ダウンロードに失敗しても1週間(168時間)は何度でも再ダウンロードができるそうです…というか試しに再ダウンロードしてみましたが,ちゃんとOKでした。

さて,ダウンロード先に指定したフォルダを覗いてみると確かに『tokei.cbk』なるファイルがダウンロードされています。

# 当たり前だって(^^; <自分

いよいよ緊張の一瞬です!(笑)
エイヤ!っとばかりにテキストエディタでムリヤリ開いてみると……

やっぱりというかなんというか…『ただのテキストファイル』 でした!(爆笑)

その後サクッとファイル名を『tokei.txt』に変更して,愛用のPWZEditorの閲覧モードで読んだことはいうまでもありません(笑)

ちなみに…この作品がたまたまそうだったのかも知れませんが,フリガナも単に括弧書きされているだけでした(笑)

追記

# 青空文庫形式などのルビ指定に使う《》などではなく,ただの()記号です(^^;

オチ

Windows(つまりはWin32)版はどうなんだろうと疑問に思ったので,フツーのパソコン用の(POCKETでない)パピレスに行ってみると…

何のことはない,ただのテキストファイルを販売してました(爆)

結局携帯端末(WinCE)対応ってダウンロードサイトが携帯端末向け(簡素)になったのと,拡張子が変えてあっただけなのね(笑)